蜂屋は、熟柿、干し柿ともに成功でした。色づいてからは、流し用ポリ網袋で鳥から守りました。不要だったかもしれません。硬さと完熟が両立する段階で、かつ、落葉病で葉が少なくなった11月中旬に全部収穫し、野菜庫に入れました。この時期に干すと、寒さが不十分で、かびてしまうからです。

　寒くなる12月を待って干し柿にしました。20-30年前と同様に、勤労感謝の日ころから本格的な霜が降りるようになり、温かさが戻らず、雨もなく、好適な気象条件でした。果実が400g近くと大きいので、乾燥促進のため、大体を四つ切りにしました。稲ワラなしで白い粉も噴いてくれました(これは意外でした)。丸ごとのも、順調に干し柿になりました。
　野菜庫中で半数は、(自然に)熟柿になりました。

　柿の味は、品種が違っても区別しにくいのですが、蜂屋(似た物を含む)には、独特の旨味があります。熟柿にも干し柿にも。
　　
　近所に、富有形の渋柿を収穫しない家があります。Tさんのは2006年1月21日の雪後に無くなりました。Yさんの実生は、その後も残っていて、最近まで柿色が見えていました。12月末に果実をもらって、美味しい干し柿ができました。Yさんの渋柿なら、暖冬の年でも、関東南部で干し柿ができそうに思えます。枝をもらえることになっています。高接ぎの穂として使ってみようと思っています。

　2006年は、1結果枝1個に摘果後、後期落果が多く、収穫皆無同然でした。

　2007年は、前年に懲りて摘果しなかったら、後期落果が少なく、豊作でした。ただ、11月に入ってから収穫した果実は、野菜庫の中でも軟化が早く、収穫は10月中に済ましておくべきと分かりました。