照手水密は、高橋栄治さん育種による照手桃シリーズの一つ。とはいえ、シリーズ中では唯一の枝垂れ性で、かつ、食用種である点が特異です。味は、食用種に劣らないと感じられます。

　植えつけて伸び始めたら<、長めの支柱を直立に挿し、旺盛な伸長枝1本を主幹に選んで支柱に結び付けます。主幹の先は、枝垂れようとしますから、目標の高さに達するまでは、月に1〜2回、結び加えます。
　
　縮葉病には、石灰硫黄合剤やオーソサイドが予防薬で、使っても発病しますが、致命的ではありません。

　メイガ幼虫に入られると、食べる部分がほとんどなくなってしまいます。5月20日までに徹底的に摘果しての袋掛けが必須です。全体をすることができなければ、一部の枝についてだけでも、やってみる価値があります。

照手水密を囲んで左から、
大平いんげん・ちりめん細長うり・伏見甘長とうがらし・うすむらさきなす